宇都宮競輪場は、全国で3つしかない500mバンクの一つ。

一般的な作りと異なるため、勝率を上げるには細かい特徴を把握しておくことが重要です。

そこで今回は、宇都宮競輪場の特徴を徹底解説！

バンクの特徴や様々なデータから宇都宮競輪場の攻略法を紹介するので、勝率を上げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

また競輪戦線では、特徴を踏まえた「宇都宮競輪場のレースグレード・天候・ラインごとの予想方法」も合わせて紹介しています。

宇都宮競輪の本日の開催レースと予想【2024年9月13日更新】

まずは、勝負予定の方に向け、本日の開催レースをご紹介します。

宇都宮競輪では、第40回共同通信社杯競輪【G2】が、2024年9月13日〜16日の3日間で開催されます。

ただ、実力トップクラスの選手ばかりが出場するため「レース選びが難しい」という人も多いはず。

そんな方のために、管理人が見極めた狙い目レースの予想を公開するので、参考にしてみてください。

【第40回共同通信社杯競輪｜1日目11R】

出典：競輪JP

上記の予想は管理人のボクが考えた買い目です。

宇都宮競輪に限らず、毎日鉄板レースをピックアップして今日の競輪予想を公開しています。

さらに「もっと予想が欲しい」という方に向けて、宇都宮競輪で結果を残している無料の競輪予想サイトTOP3をご紹介！

宇都宮競輪の開催に合わせて必ず予想が公開されるとは限りませんが、公開されたら激アツです。

この機会にぜひ、活用してみてください。

宇都宮競輪場の特徴

宇都宮競輪場の周長は500m。

全国で最も周長の長い競輪場の1つで、直線も長いため、平たい形をしたバンクです。

そのため、基本的には後方からの仕掛けが決まりやすい傾向があります。

ただ、2009年にメインスタンド改築工事が行われた影響で、風向きが変わり、みなし直線もやや短くなったので、レース傾向が少し変わりました。

そのため、細かく特徴を押さえておかなければ、正確な予想は出来ません。

そこで、宇都宮競輪場の特徴を1つずつ解説していきます。

周長は500m

全国には、500m・400m・333ｍバンクの3種類の競輪場があります。

宇都宮競輪場は、その中で500mバンクの内の1つです。

500mバンクは全国に最も少なく、最も周長が長い競輪場。

周長が長いことから、追い込み選手が加速しやすく、差しや捲りが決まりやすい作りです。

加えて、走り慣れていない選手も多いため、500mバンクをホームバンクとしている選手も有利になります。

宇都宮競輪場で勝負する際は、選手の脚質が追・両の選手や大宮・高知・宇都宮競輪場をホームとしている選手に注目しましょう。

みなし直線が長い

全国平均	53.9m
500mバンク平均	60.7m
宇都宮競輪場	63.3m

宇都宮競輪場のみなし直線は、全国で3番目に長いです。

みなし直線が長いと、後方の選手が加速しやすいため、差しや捲りが決まりやすい傾向があります。

そのため、脚質が追・両の選手や差し・捲りを決めた回数が多い選手は、見逃さないようにしてください。

さらに、周長も長いため、追走する番手の選手が後方から抜かれる「交わしの交わし」が起きるほど、後方からの追い込みが決まりやすいとされています。

番手選手を中心に、競輪で不利とされている3番手選手も車券に絡むことがあると頭に入れておきましょう。

カントは緩い

全国平均	31°49′48″
500mバンク平均	25°31′11″
宇都宮競輪場	25°47′44″

宇都宮競輪場は、他の500ｍバンク同様に、カントは緩いです。

カントが緩いと、最終コーナー部分で加速して後方から仕掛けることが出来ないので、先行選手が有利とされています。

ただ、宇都宮競輪場は最も周長が長いバンク。

先行選手は、脚力の消耗が激しく最終直線で失速するため、カントがゆるくても後方選手の仕掛けが十分に決まります。

実際に決まり手の割合を見ると･･･

※対象期間：2023年1月~2023年12月

全国平均よりやや逃げが決まりやすいものの、レースの大半は差しで決まっています。

よって、みなし直線・カントの特徴を踏まえて、先行選手よりも後方から仕掛けるを重視して買い目を作りましょう。

コース幅は広い

宇都宮競輪場は、バック幅とセンター幅が広い競輪場。

広い幅を活かし、後方選手が外側から仕掛けることができるので、差しや捲りが決まりやすいです。

加えて、後方から仕掛ける選手にとっては、前半で脚をためられるかが勝負の分かれ目。

そのため、スタート後、自分が有利に走れる位置につきやすい、内枠の選手が有利になります。

それが如実に表れるのが、車番別成績。

車番	勝率	連対率	3連対率
1番車	30.0％	48.1％	60.7％
2番車	15.6％	34.6％	48.5％
3番車	14.7％	30.6％	45.1％
4番車	8.6％	22.0％	38.0％
5番車	13.3％	27.4％	44.5％
6番車	4.7％	9.7％	20.9％
7番車	12.9％	26.4％	40.0％
8番車	0.0％	2.6％	5.1％
9番車	10.3％	25.6％	41.0％

※集計期間：2023年1月〜2023年12月

他の競輪場よりも1番車の勝率がかなり高いです。

続いて勝率が高いのは、2,3番車。

さらに、競輪で勝率が低いとされる「4,6,8番車」を除くと、内側から順に勝率が高いことが分かります。

※集計期間：2023年1月〜2023年12月

出目ランキングを見ても同様に、内枠の選手が絡んだ買い目が多いです。

よって、宇都宮競輪場で予想をする際は、内枠の選手の優先度を上げて買い目を作りましょう。

1コーナーから吹く風に注意

宇都宮競輪場は、大部分がスタンドや森に囲まれている競輪場です。

ただ、1センター側に建物がなく、メインスタンドの一部が吹き抜けに。

そのため、1コーナーから2コーナー・ホーム側にかけて、風が吹くことがあります。

• 1コーナーから2コーナーの風：逃げる選手が不利
• 1コーナーからホーム側の風：差しを狙う選手が有利

1コーナーから2コーナーの風は、バック側で左から風を受けることに。

逃げを狙い先頭を走るラインは、風を受けて体力を消耗しやすく、外側から捲りを狙うラインが有利になります。

1コーナーからホーム側への風は、最後の直線を走る際に向かい風を受けることに。

ラインの先頭の選手は風を真正面から受けるので、番手・3番手選手が有利になります。

競輪は、風速が5m/s付近からレースに影響を与えると言われているので、それ以上の風速となった場合は、風向きに合わせて買い目を作るようにしてください。

雨の影響は少ない

宇都宮市の年間平均降水量は1868mm。

日本の年間平均降水量は1718mmなので、宇都宮市は年間を通して少し降水量が多いです。

特に夏場は雨が多いので、この時期は雨のことを念頭に置きながら勝負しましょう。

ちなみに、雨が降っている日は、選手が怪我を恐れて無理な攻めをしなくなる傾向があります。

リスクを恐れない若手選手の攻めが決まり、荒れる場合はありますが、堅め決着となるレースが増えることを頭に入れておきましょう。

レースは荒れにくい

宇都宮競輪場は、周長・みなし直線が長く、追い込み選手が有利な競輪場。

一般的に競輪は、差しが決まりやすく追い込み選手が有利なので、目立った傾向はありません。

そのため、レースも人気決着となることが多く、平均配当も低いです。

※集計期間：2023年1月〜2023年12月

枠を使った車券以外は、すべて全国平均を下回っています。

そのため、思わぬ選手が車券に絡んだり、想定外の着順で決着することが少ないと言えるでしょう。

よって、買い目を作る際は、点数をしっかり絞って勝負することが重要。

上位に人気が集まっているレースでは5点以内、人気がばらついているレースでも10点以内に絞ると効率よく稼ぐことが出来ます。

宇都宮競輪場の特徴まとめ

今回紹介した宇都宮競輪場の主な特徴は以下の通り。

宇都宮競輪場は、周長・みなし直線・コース幅・風の影響により、後方から仕掛ける選手が有利です。

そのため、選手の脚質に注目して買い目を作るようにしましょう。