奈良県奈良市にある奈良競輪場。

全国的に珍しい333バンクの内の1つで、特徴的な作りをしています。

そのため、みなし直線やカントなど細かな特徴を押さえなければ、勝つことは困難。

そこで今回は、奈良競輪場のバンク特性・データ・相性の良い選手をご紹介します！

奈良競輪場で勝負予定の方は、ぜひ参考にして下さい。

奈良競輪の本日の開催レースと予想【2024年11月14日更新】

奈良競輪では、ぱーぷるカップ・CTC杯【F1】が、2024年6月30日〜7月2日の3日間で開催されます。

そこで、丸乗りして稼ぎたいという方に向けて、管理人が見極めた鉄板レースを紹介します。

【ぱーぷるカップ・CTC杯｜1日目11R】

出典：競輪JP

さらに「もっと予想が欲しい」という方に向けて、奈良競輪で無料予想の成績が良いサイトTOP3をご紹介！

奈良競輪場は小さく丸い333バンク

バンク周長	333m
見なし直線距離	38.0m
センター部路面傾斜	33°25′47″
直線部路面傾斜	4°51′48″
ホーム幅員	10.8m
バック幅員	7.8m
センター幅員	7.8m
最高上がりタイム	8.9秒

奈良競輪場は、全国に7つしかない333mバンクの内の1つ。

珍しい作りのため、普段から走り慣れている地元選手に有利なバンクです。

主な特徴はみなし直線が短くカントがきついこと。

特にみなし直線は全国に2番目に短いため、先行選手がそのまま逃げ切りやすいです。

そのため、地元選手に加え、逃げ狙いの選手や先行選手が有利なバンクと覚えておきましょう。

奈良競輪場の特徴を10項目で徹底比較！

奈良競輪場の特徴をさらに深堀るために、同じ周長のバンクと、一般的な400mバンクである以下5つの競輪場と比較していきます。

上記を押さえておけば、奈良競輪場の特徴を完璧に掴むことが可能。

それでは、1つずつ詳しく説明します。

みなし直線は短い

奈良競輪場のみなし直線は、全国平均と比べて15m以上も短いです。

そのうえ、みなし直線が短い傾向にある333mバンクと比較しても、短いことが分かります。

そのため、最後の直線で後方から仕掛けて車券に絡むことは困難。

バックストレッチラインを先頭で追加したラインがそのまま逃げ切ることが多いです。

※対象レース：2024年6月6日奈良競輪2R(G3)

よって、先行力の高い選手がいるラインやB回数が多い選手を中心に買い目を作ると良いでしょう。

カントはきつい

奈良競輪場のカントは、全国平均よりも2°ほど、きついです。

ただ、同じ333バンクの中では、それほどカントがないことが分かります。

カントがゆるいバンクは、コーナーで加速しづらく、後方選手が仕掛けるのが難しいです。

そのため、一般的に逃げ有利とされている333バンクの中でも、特に逃げが有利。

後方から仕掛ける場合は、3コーナーまでに仕掛けきらなければ、勝つことは難しいです。

よって、逃げ狙いの選手に加えて、脚質が逃で捲りの得意な選手も買い目に入れておくと良いでしょう。

コース幅はバック幅が狭い

奈良競輪場のコース幅は、バック幅が狭いです。

幅が狭いと外側から仕掛けづらく、バック側で後方から仕掛けるのが困難になります。

そのため、長いラインが第2コーナーまでに先頭に立っていると、そのラインを抜くのはかなり難しいです。

よって、コース幅を考慮しても、逃げを得意とする選手がいるラインが有利な作りです。

1着の決まり手は逃げが多い

全国平均で見ると、半分以上のレースが差しで決まる傾向があります。

それでは、奈良競輪場はどのような決まり手で決まりやすいのか、他の400mバンクと比較して見てみましょう。

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

他の競輪場と比較すると、逃げが多いです。

続いて、捲りが多く、早めに仕掛ける選手が車券に絡みやすい傾向があると分かります。

ただ、競輪は一般的に差しが決まりやすい競技なので、追い込み型の選手でも競走得点が高ければ買い目に入れておくと良いです。

よって、奈良競輪で勝負する際は、以下の買い方で勝負するようにしましょう。

上記の買い方を参考にすれば、勝率が上がること間違いなしです。

2着の決まり手はマークが多い

続いて2着の決まり手を見てみましょう。

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

奈良競輪場と他の競輪場の2着決まり手を比較するとマークが多いです。

マークが多いということは、スジ決着が多いということ。

実際にスジ決着のレースが多いです。

ラインの強さがレースに大きく影響するので、長いラインや競走得点の高い選手が含まれるラインで、1,2着が決まりやすいと頭に入れておきましょう。

そのため、並び予想を見て1つだけ3車ラインがある場合などは、そのラインの選手を軸にした3連複がおすめです。

車番は内枠が有利

過去10年分のレース結果を集計し、奈良競輪場の車番別成績を他の400mバンクと比較してみました。

※対象期間：2014年1月〜2024年4月

奈良競輪場で最も勝率の高いのは、1番車。

他の競輪場と比較すると、内枠の勝率が高いことが分かります。

バック幅が狭いことや、後方につくと挽回するのが難しいことから、スタート後に最短でインコースを取れる車番が有利なことが理由でしょう。

そのため、選手選びに迷った際は、より内枠の選手の優先度を上げると良いです。

出目は1−2−3が出やすい

過去10年分のレース結果を集計し、出やすい出目をランキング形式でまとめました。

※対象期間：2014年1月〜2024年4月

奈良競輪場で最も出やすい出目は「1-2-3」。

全体を見ると、他の競輪場よりも1,2番車を含んだ出目が多いことが分かります。

そのため、出目買いをする場合は、1,2番車を積極的に入れるようにしてください。

ちなみに「1−2−4」が3番目に出やすく平均配当も高いので、おすすめです。

脚質は逃と相性が良い

バンクの特性や決まり手の傾向から導き出した、奈良競輪場と脚質ごとの相性は以下の通り。

奈良競輪場と最も相性の良い脚質は「逃」です。

奈良競輪場は、バンクの特性上、先行選手が有利な作りかつ、逃げで決まりやすい傾向があります。

そのため、自力選手や逃脚質の選手が活躍しやすいでしょう。

ただ、捲りも決まりやすいので、両・追脚質でも捲りを得意とする選手は相性は良いです。

よって、より細かい脚質ごとの相性は以下の通りになります。

1. 逃脚質+逃げの回数が多い選手
2. 逃脚質+捲りの回数が多い選手
3. 両脚質+逃げの回数が多い選手
4. 両・追脚質+捲りの回数が多い選手

上から順に奈良競輪場と相性が良いので、選手選びに迷った際は、上記を参考に優先度を変えてください。

レースはやや荒れにくい

過去10年分のレース結果を集計して、車券ごとの平均配当を比較してみました。

※対象期間2014年1月〜2024年4月

奈良競輪場の平均配当は、他の競輪場と比較して低く、最も高い「いわき平競輪場」と約6,000円もの差があります。

そのため、思わぬ選手が車券に絡んだり、想定外の着順で決着することが少ないと言えるでしょう。

予想難易度は高くないので、競輪を始めたばかりの初心者は、まず奈良競輪場から勝負してみるのもおすすめです。

ただ、配当が低い分、買い目を作る際は、点数をしっかり絞って勝負することが重要。

堅め決着が予想されるレースは、5点以内で勝負すれば効率良く稼げるでしょう。

天候の影響は受けにくい

奈良競輪場は、他の競輪場よりも降水量が少ないため、雨の影響を受けにくいです。

ただ、6〜7月は雨が降る日が増えるため、この時期は常に天気を意識して勝負しましょう。

加えて、奈良競輪場は高い建物に囲まれているため、風の影響も少ないです。

ただ、風が強い日は、すき間から風が吹き込むことも。

風向きはバック向かい風となることが多いため、普段よりは追い込み選手が勝ちやすくなると頭に入れておきましょう。

奈良競輪場と相性の良い選手をご紹介！

逃げを得意とする選手が有利な奈良競輪場。

ただ、競輪は元々差しが決まりやすいため、脚質だけでは選手を絞りきれない場合があるでしょう。

そこで、奈良競輪場と相性の良い選手をご紹介します。

特に相性の良い選手は、三谷竜生選手です。

両脚質で、捲りを得意としている選手のため、奈良競輪場との相性は悪くありません。

そのうえ、地元選手のため、クセのある奈良競輪場の攻め方を熟知しています。

奈良競輪場の記念競輪である「春日賞争奪戦」は、相性の良さを発揮し、2018・2023・2024年と3回も制覇。

歴代最多の優勝回数を誇ります。

相性・実績ともに優れた選手のため、三谷竜生選手の出走予定は要チェック。

奈良競輪場で開催されるレースに出走する場合は、活躍すること間違いなしです。

奈良競輪場の特徴まとめ

今回紹介した奈良競輪場の主な特徴は以下の通り。

奈良競輪場は、全国的に珍しい333mバンクの内の1つ。

走り慣れていない選手も多いため、地元選手や経験のあるベテラン選手が活躍しやすいです。

また、みなし直線が短く、333mバンクの中ではカントが緩いことから、先行選手に有利な作りとなっているのが特徴。

勝負する際は、逃げを得意とする選手や自力選手を中心に買い目を作ると良いでしょう。

その他、上記を参考にすれば、奈良競輪場での勝率が上がること間違いなしです。