小松島競輪場は、400mバンクでクセがなく、実力通りに決まりやすい競輪場と言われています。

そのため、セオリーに沿った予想方法が通用しやすいですが、勝率を上げるには細かい特徴を把握しておくことが重要です。

そこで今回は、小松島競輪場の特徴を徹底解説！

バンクの特徴や様々なデータから小松島競輪場の攻略法を紐解いていくので、勝率を上げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

また競輪戦線では、特徴を踏まえた「小松島競輪場のレースグレード・天候・ラインごとの予想方法」も合わせて紹介しています。

小松島競輪の本日の開催レースと予想【2024年12月4日更新】

小松島競輪では、金長義経こまポンカップ【F1】が、2024年12月2日〜4日の3日間で開催されます。

そこで、丸乗りして稼ぎたいという方に向けて、管理人が見極めた鉄板レースを紹介します。

【金長義経こまポンカップ｜3日目10R】

出典：競輪JP

上記の予想は管理人のボクが考えた買い目です。

小松島競輪に限らず、毎日鉄板レースをピックアップして今日の競輪予想を公開しています。

この機会にぜひ、活用してみてください。

小松島競輪場の特徴

元々500mバンクだった小松島競輪場。

改修工事を経て、現在の周長は400mです。

また、カントやみなし直線に目立った特徴もなく、路面の整備もされているので、選手の実力が反映されやすいバンクと言えます。

ただ、細かくデータや特徴を押さえておかなければ、平均的な作りのバンクでも正確な予想をすることは難しいです。

そこで、小松島競輪場の特徴を1つずつ解説していきます。

周長は400m

全国には、500m・400m・333ｍバンクの3種類の競輪場があります。

元々、小松島競輪場は500mバンクでしたが、現在は400mバンクです。

400mバンクは全国に最も多い競輪場なので、周長は一般的。

どの選手も走り慣れている周長なので、地元選手・地元以外の選手関係なく思うように走ることが出来ます。

また、2020年7月からミッドナイト競輪開催のための改修が行われ、照明設備とともに路面が整備されました。

今は凹凸のない走りやすいバンクとなり、選手は本来の実力を存分に発揮できるようになっています。

みなし直線は平均的

全国平均	53.9m
400mバンク平均	56.1m
小松島競輪場	55.5m

小松島競輪場のみなし直線は、全国平均よりもやや長いです。

ただ、400mバンクのみで比較するとやや短いため、平均的な長さと言えるでしょう。

そのため、みなし直線の長さによる脚質の有利不利はありません。

実際に、小松島競輪場の決まり手の割合を見ると･･･

※対象期間：2023年1月~2023年12月

全国平均よりも、差しの割合が少なく、その分逃げや捲りも決まりやすくなっています。

そのため、他の競輪場と比べると、色々な決まり手が決まりやすいです。

予想する際は、脚質ではなく選手の実力やライン・天候を重視して買い目を作るようにしてください。

カントはやや緩い

全国平均	31°49′48″
400mバンク平均	31°77′82″
小松島競輪場	29°46′27″

小松島競輪場のカントは、元々500mバンクであったことから、全国平均よりもやや緩いです。

そのため、カントを活かして加速をすることが出来ず、選手の脚力がそのままレースに反映されます。

実力がなくてもコーナーで加速して車券に絡む選手もいますが、その可能性は低いと考えておきましょう。

よって、小松島競輪場はみなし直線・カントともに選手の実力が反映されやすい作りになっていると覚えておいてください。

センター幅がやや広い

小松島競輪場は、センター幅がやや広いです。

そのため、外側からの仕掛けもしやすく、車番による有利不利はそれほどありません。

それが如実に表れるのが、車番別成績。

車番	勝率	連対率	3連対率
1番車	27.8％	48.3％	62.9％
2番車	19.6％	36.0％	51.4％
3番車	13.8％	29.7％	42.4％
4番車	11.1％	24.0％	40.1％
5番車	12.2％	22.2％	39.4％
6番車	2.5％	9.4％	19.7％
7番車	12.7％	28.4％	40.6％
8番車	0.0％	6.4％	8.5％
9番車	14.9％	27.7％	46.8％

※集計期間：2023年1月〜2023年12月

全国の競輪場と同様、勝率が高いのは1番車と2番車。

加えて、7番車や9番車など外枠選手の勝率も低いわけではないので、全体的に目立つ点はありません。

ただ、8番車の勝率は0％なので、8番車の選手は買い目から省いておきましょう。

※集計期間：2023年1月〜2023年12月

出目ランキングを見ても同様に、内枠・外枠関係なく車券に絡んでいます。

よって、小松島競輪場で予想をする際は、車番による有利不利は考えなくて良いです。

海風に要注意

小松島競輪場は、全国で最も海に近い場所に建てられているため、海風の影響を大きく受けます。

風向きは、バック側に海があることから、冬季はバック向かい風・夏季はバック追い風となることが多いです。

• バック向かい風：4コーナー手前からの捲り追い込みが有利
• バック追い風：2コーナーからの早めの捲りが有利

ちなみに、小松島市における、1年間の中で風の強い時期は11月〜4月までの5ヶ月間。

特に2月は最も風が強く、平均風速は4.8m/sもあります。

競輪は風速5m付近からレースに影響を与えると言われているので、2月はいつも以上に風の影響を考慮する必要があるでしょう。

雨の影響は少ない

小松島市の年間平均降水量は約1644mm。

日本の年間平均降水量は1718mmなので、小松島市は年間を通して降水量が少ないことが分かります。

ただ、全く雨が降らないというわけではなく、1年の中で6〜9月がピークとなっているので、この期間は天気のことを念頭に置きながら勝負しましょう。

また雨が降っている日は、選手が怪我を恐れて無理な攻めをしなくなります。

リスクを恐れない若手選手が攻める場合はありますが、堅め決着となるレースが増えることを頭に入れておきましょう。

レースはやや荒れやすい

平均的なバンク構造の小松島競輪場。

決まり手や車番別成績にも目立った特徴はなく、データ上でも平均的なバンクと言えます。

ただ、海の近くに建てられていることから風の影響を受けやすく、レースが荒れることがしばしばあります。

そのため、普段は堅め決着が多い傾向にありますが、風が強い日は人気薄の選手が絡むことが多く、平均配当も高いです。

※集計期間：2023年1月〜2023年12月

特に3連単の平均配当が高いため、思わぬ選手が車券に絡んだり、想定外の着順で決着することもあります。

バンクの構造上、選手の実力がそのまま反映されやすい競輪場ですが、風が強い日は要注意。

普段は上位人気の選手を中心に買い目を作りつつ、風が強い日は風による有利不利を重視して作るようにしましょう。

小松島競輪場の特徴まとめ

今回紹介した小松島競輪場の主な特徴は以下の通り。

小松島競輪場で最も目立った特徴は、海風の影響を大きく受けること。

その他、上記を参考にすれば、今よりも勝率が上がること間違いなしです。