神奈川県川崎市にある川崎競輪場。

全国に最も多い400mバンクの内の1つで、典型的な作りをしていると言われています。

ただ、その分選手の脚質や攻め方で買い目を絞るのが難しく、データやバンクの細かい特徴を知っておかなければ勝つのは難しいです。

そこで今回は、川崎競輪場のバンク特性・データ・相性の良い選手をご紹介！

川崎競輪場で勝負予定の方は、ぜひ参考にして下さい。

川崎競輪の本日の開催レースと予想【2024年10月11日更新】

まずは、勝負予定の方に向け、本日の開催レースをご紹介します。

川崎競輪では、大阪・関西万博協賛【F1】が、2024年10月11日〜14日の3日間で開催されます。

ただ、平日開催となるため「レース選びに時間をかけられない」という方もいるはず。

そんな方のために、管理人が見極めた狙い目レースの予想を公開するので、参考にしてみてください。

【大阪・関西万博協賛｜1日目11R】

出典：競輪JP

上記の予想は管理人のボクが考えた買い目です。

川崎競輪に限らず、毎日鉄板レースをピックアップして今日の競輪予想を公開しています。

さらに「もっと予想が欲しい」という方に向けて、川崎競輪で結果を残している無料の競輪予想サイトTOP3をご紹介！

川崎競輪の開催に合わせて必ず予想が公開されるとは限りませんが、公開されたら激アツです。

この機会にぜひ、活用してみてください。

川崎競輪場はクセのない400mバンク

川崎競輪場は、全国で最も多い400mバンクの内の1つで一般的なバンク。

2023年10月には、1年間かけて行われたリニューアル工事が完了し、走路がきれいに整備されました。

その結果、かなり走りやすいバンクとなっており、地元の郡司選手や小原選手も「軽くて走りやすいバンク」と語っています。

そのため、地元・地元以外の選手関係なく、実力を発揮しやすいです。

主なバンクの作りの特徴は、みなし直線が長く、カントがきついこと。

後方選手が仕掛けやすい作りなので、終盤に展開が大きく動く傾向があります。

川崎競輪場の特徴を10項目で徹底比較！

川崎競輪場の特徴をさらに深堀るために、同じ周長の以下5つの競輪場と比較していきます。

上記を押さえておけば、川崎競輪場の特徴を完璧に掴むことが可能。

それでは、1つずつ詳しく説明します。

みなし直線はやや長い

川崎競輪場のみなし直線は、全国平均より長いです。

同じ周長の他の競輪場と比較しても長く、一番短い西武園競輪場とは10mもの差があることが分かります。

みなし直線の長いバンクは、最後の直線で後方選手が加速しやすいので、追い込み選手が有利に。

そのうえ、外側に伸びるコースがあるので、最終コーナーを後方の位置で曲がっても、十分に車券に絡むチャンスがあります。

みなし直線までに6番目の位置にいても、1着を取れるほど、後半に展開が動きます。

よって、川崎競輪場で勝負する場合は、番手選手や追い込み型の選手に注目しておきましょう。

カントはややきつい

川崎競輪場のカントは、全国平均に比べてややきついです。

他の競輪場と比較しても、若干角度のある作りになっていることが分かります。

群を抜いてカントがきついわけではありませんが、32°もあればかなり加速しやすいことが分かります。

そのため、コーナーで加速しやすく、後方からの捲りが決まりやすいです。

みなし直線も長いので、捲りや差しを得意とする選手に有利な作りだと頭に入れておきましょう。

コース幅はセンター幅が広い

川崎競輪場のコース幅は、全国平均と比べ、全体的にやや狭いです。

ただ、センター幅のみ広い作りになっています。

幅が広いと、先方の選手のブロックを交わしやすいので、外側から仕掛けやすいのが特徴。

そのうえ、カントがきついので、コーナー部分での捲りがよく決まります。

よって、捲りを得意とするラインや選手の優先度を上げておきましょう。

1着の決まり手は差しが多い

全国平均で見ると、半分以上のレースが差しで決まる傾向があります。

それでは、川崎競輪場はどのような決まり手で決まりやすいのか、他の400mバンクと比較して見てみましょう。

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

川崎競輪場で最も決まりやすい決まり手は差し。

続いて、捲りが多く、追い込み型の選手が勝ちやすい傾向があります。

ただ、他の競輪場と比較すると、逃げの割合も高いので要注意。

バンクの作り上は追い込み選手が有利ですが、実力があればどの戦法でも決まりやすいと言えるでしょう。

よって、川崎競輪で勝負する際は、以下の買い方で勝負するのがおすすめです。

上記の買い方を参考にすれば、勝率が上がること間違いなしです。

2着の決まり手はマークが多い

続いて2着の決まり手を見てみましょう。

※対象期間：2023年1月〜2023年12月

川崎競輪場と他の競輪場の2着決まり手を比較するとマークが多いです。

マークが多いということは、同じラインで自力‐番手の順にゴールすることが多いということ。

そのため、後方から仕掛けるラインで1,2着が決まりやすい傾向があります。

ただ、スジ決着の割合を見てみると･･･

スジ違いのレースの割合がやや多いです。

そのため、自力・番手選手に実力の差がある場合や細切れ戦の場合は、ラインではなく個人の実力を重視して買い目を作るようにしましょう。

車番は1番車の勝率が高い

過去10年分のレース結果を集計し、川崎競輪場の車番別成績を他の400mバンクと比較してみました。

※対象期間：2014年1月〜2024年4月

川崎競輪場で最も勝率の高いのは、1番車。

ただ、他の競輪場と比較すると、それほど勝率は高くないので、1番車だからといって、優先度を上げるのはおすすめしません。

加えて、1番車以外を見ると、4,6,8番車(ヨーロッパ)を除いて、勝率に大差はないです。

そのため、川崎競輪場で勝負する際は、車番を意識せずに買い目を作ると良いでしょう。

出目は1−2−3が出やすい

過去10年分のレース結果を集計し、出やすい出目をランキング形式でまとめました。

※対象期間：2014年1月〜2024年4月

川崎競輪場で最も出やすい出目は「1-2-3」。

加えて、2位の「1-5-2」も出る回数は同じなので、出目買いをする際は、この2つの出目で勝負すると良いでしょう。

続いて、全体を見ると、他の競輪場と比較して、内枠・外枠関係なく絡んでいることが分かります。

そのため、競輪は内枠有利と言われていますが、川崎競輪場で勝負する際はそれほど重視しなくて良いです。

脚質は追と相性が良い

バンクの特性や決まり手の傾向から導き出した、川崎競輪場と脚質ごとの相性は以下の通り。

川崎競輪場と最も相性の良い脚質は「追」です。

川崎競輪場は、バンクの特性上、追い込み選手が有利な作りかつ、差しで決まりやすい傾向があります。

そのため、追脚質の選手が活躍しやすいでしょう。

ただ、捲りも決まりやすいため、より細かい脚質ごとの相性は以下の通りです。

1. 追脚質+差しの回数が多い選手
2. 追脚質+捲りの回数が多い選手
3. 両脚質+差しの回数が多い選手
4. 両脚質+捲りの回数が多い選手

上から順に川崎競輪場と相性が良いので、選手選びに迷った際は、上記を参考に優先度を変えてください。

レースが荒れるかは出走表次第

過去10年分のレース結果を集計して、車券ごとの平均配当を比較してみました。

※対象期間2014年1月〜2024年4月

川崎競輪場の平均配当は、他の競輪場と比較すると、平均程度です。

よって、荒れるか荒れないかは出走表や天候などのバンクの特徴以外の条件で決まります。

1レースごとに状況は変わるので、荒れるレースの見極め方も頭に入れておくと良いでしょう。

風の影響を受けやすい

川崎競輪場は、他の競輪場よりも降水量が少ないため、雨の影響を受けにくいです。

ただ、9,10月は降水量が多いので、この時期は当日の天候をしっかりとチェックするようにしましょう。

一方、平均風速が速いうえに、改修工事により2センター側の建物がなくなった影響で、風の影響は受けやすいです。

風向きは、バック追い風なので、強い風が吹く日は先行有利に。

普段とはレース傾向が変わるので、注意しておきましょう。

川崎競輪場と相性の良い選手をご紹介！

追い込み選手が有利な川崎競輪場。

ただ、決まり手の割合を見ると、逃げや捲りの割合も少なくないので、選手を絞りきれない場合があるでしょう。

そこで、川崎競輪場と相性の良い選手をご紹介します。

特に相性の良い選手は、郡司浩平選手です。

両脚質で捲り・差しを得意としているため、バンクの作りと相性抜群。

そのうえ、地元選手なので、改修後の特性もしっかりと理解しています。

実績を見ても、川崎競輪場の記念競輪を過去に5回も制覇と文句なし。

よって、郡司浩平選手の出走予定は要チェック。

川崎競輪場で開催されるレースに出走する場合は、活躍すること間違いなしです。

川崎競輪場の特徴まとめ

今回紹介した川崎競輪場の主な特徴は以下の通り。

川崎競輪場は、一般的な作りの400mバンクで走りやすい競輪場。

選手は、地元かどうか関係なく、実力を発揮しやすいです。

ただ、みなし直線が長くカントがきついことから、追い込み選手がやや有利。

選手選びに迷った際は、捲りや差しを得意とする選手の優先度を上げると良いでしょう。

その他、上記を参考にすれば、川崎競輪場での勝率が上がること間違いなしです。